三浦大知「球体」レビュー

CDレビュー

7/11に発売された三浦大知のアルバム「球体」の感想を書きたいと思います。

共感していただける方がいらしたら、嬉しいです。

 

このアルバム、作詞作曲をすべてNao’ymtさんが手掛けていると知って、購入前からかなり期待していました。

というのも、今までNao’ymtさんが手掛けてきた三浦大知の楽曲は、どれも新たな三浦大知を提示してきていたように感じるからです。

Who’s the man、Delete my memories、Inside Your Head、Black Hole、Touch me、Can You See Our Flag Wavin’ In The Sky?、Anchor、Unlock、Darkest before dawn、Hang in there…

三浦大知ファンの方ならご納得いただけるかと思うのですが、これだけ並べてみると、すごくないですか?

三浦大知の顔になっている曲が多いように感じます。
そんなわけで、今回のコンセプトアルバム、とても楽しみにしていたのです。

 

まず、アルバムに付属されているブルーレイ。
「球体」独演の映像から。

 

独演映像について

5月から6月にかけて行われた球体の全国ツアーは残念ながらチケットが外れてしまい行けなかったので、この映像化はありがたいです。

全く曲を聴いたことがない状態なので、先にCDを聴いてから映像を見ても良いのでしょうが、
ここは敢えて、何も予備知識が無い状態で、いきなり映像から見ることにしました。

その方が、全国ツアーの公演で初めて「球体」を体感するのに近い感覚になるでしょうから。

映像は、CDの収録曲をそのままパフォーマンスとして披露されたものになっています。

収録場所は、おそらくNHKホールでしょうか。
全国ツアーでNHKホールの公演があったので、ひょっとしたらその公演日の前後で、収録したのかもしれませんね。

客席も映っていますが、観客は居ないので、無観客ライブですね。

こういうの、新鮮でいいですね。

そしてもう一つ良かったことは、カメラワークがほとんど定点だったことです。

スクリーンに映像が流れて、セットも組まれた中で三浦大知がそこにリンクするようにパフォーマンスするため、
ステージ全体が見える位置で、定点カメラをメインにしてくれたことが、嬉しかったです。

たまに2階席からの引きの映像や、左右からのアングルに切り替わりますが、全て定点カメラでした。

これは演出のことをよく考えられた作りになっているなと感じました。

さて、肝心の独演会の内容ですが、これは最初に全国ツアーが発表されたときにも感じたことですが、かなりチャレンジングな内容でしたね。

今までのキャリアとはかなりかけ離れたジャンル、演出が多かったです。

今までの三浦大知といえば、メッセージ性のある曲が多い印象ですが、この「球体」は、かなりシリアスで、内省的。

だからこそ、歌で、ダンスで、どこまで表現しきれるのか。

まさに、三浦大知はその本質をこの舞台で試されているし、自ら挑戦しているのですね。

強いメッセージはほとんど感じられない代わりに、一貫して緊張感のある、無意識の中の意識にアプローチしていくような時間が続きます。

曲のたびにセットが入れ替わり、映像も1曲1曲が独特で、非常に凝った作りだなと思いました。

個人的には、「和」や「懐古」をテーマにしつつ、SFやオカルトの要素も織り交ぜているように感じました。

どこをどう切り取っても、芸術性の高い絵画のようなシーンになりますね。贅沢な映像だと思います。

 

CDについて

独演映像を見終えた後にCDを聴いたので、音だけ聴いていても、映像を見て脳裏に焼き付いたシーンが回想されてきます。

そして、映像だけでは感じ取れなかった音像がいくつも飛び込んできます。

歌ももちろん素晴らしいのですが、一つ一つの音の選び方やリズムに惹かれながら、アレンジの妙を愉しみます。

まだ聴き慣れてはいないものの、個人的には、円環、飛行船、誘蛾灯、綴化がかなり好きです。

 

まとめ

Nao’ymtさんが作詞作曲を全曲手掛けており、売れる、売れないを気にせず、表現したいことを思いきり詰め込んだといった印象のこの作品。

これを、知名度が急上昇した今の三浦大知が提示するというのは、何ともチャレンジングです。裏を返せば、自信の強さの表れと言えるのかもしれません。

表現をとことんまで突き詰めた、良い意味で突き抜けた作品だなと思います。

9月から始まる全国ツアーは、

「ひょっとしたらこの「球体」を、DMダンサーとDMバンドならではのアレンジで表現するのかも?」

とちょっと期待してしまうくらい、「球体」プロジェクトをここで区切ってしまうのはもったいないんじゃないかと思いました。

それくらい、今後の可能性を秘めた作品ですね。

運良く妻がチケットを当ててくれたので、今からライブが楽しみです!

 

2018年12月6日追記:

ONE ENDツアー 大宮ソニックシティ公演に参戦してきました!セットリストとありのままの感想レポートを書きました。以下よりどうぞ!↓

三浦大知 ONE ENDツアー@2018.12.6 大宮公演 セットリストと感想