TOKYO GUITAR JAMBOREE 2019の感想

GRAPEVINE

2019年3月9日、TOKYO GUITAR JAMBOREE(トーキョーギタージャンボリー)に行ってきました! @両国国技館

TOKYO GUITAR JAMBOREEとは?

各アーティストがギター一本の弾き語りでパフォーマンスするイベントです。

特徴を簡単にまとめると、

・両国国技館の土俵をセンターステージにして弾き語り

・各アーティストが土俵入り

・各アーティストののぼりが登場

・独特のアーティストビジュアル

・個性の強いイベントグッズ

こんなとこでしょうかね。けっこう尖った、なかなか無いイベントだと思います◎

 

アーティストラインナップ

今回で第4回目の開催で、土日2デイズに拡大されました。私は1日目に参戦してきました。

1日目のラインナップは以下の通りです。

Anly
石崎ひゅーい
平井大
田中和将(GRAPEVINE)
奥田民生
竹原ピストル
真心ブラザーズ

まず、司会のクリスヘプラー氏が登場。
そして、真心ブラサーズによる鏡開きが執り行われました。花見の季節に合いますね◎

そして、各アーティストのパフォーマンスが始まります!

タイムテーブルは無いので、いつ誰が登場するのかは分かりません。

その代わりに、相撲で力士を呼び上げる呼出の方が、太鼓と共にアーティストの名前を呼び上げる、という粋な演出が見られました◎

 

各アーティストのライブの感想

以下に、登場順にアーティストの感想を書いていきます!

なお、私は今回GRAPEVINEの田中和将氏と竹原ピストルのパフォーマンスを楽しみにしていましたので、かなーり偏ったレビューになっております。。。

また、感じたことを素直に書いていますので、ファンの方にとっては気分を害することもあると思います。
恐れ入りますがご了承いただきたく、よろしくお願いいたします。

 

Anly

冒頭、QUEENのカバー「ボヘミアンラプソディー」で綺麗なハイトーンボイスが会場中に響きわたり、会場の心をグッと引き寄せていました。私も引き寄せられた一人です。
そして、ループペダルを使って多重録音を駆使したパフォーマンスも。ループペダルといえば、私の知っているアーティストではKT Tunstallです。彼女を彷彿とさせるアグレッシヴなパフォーマンス。
Anlyさんの歌声からは、力強さもありながら、同時に流麗な音階で一気に別世界へ連れて行ってしまうほどの魅力を感じました。
このイベントの中での「大穴」を見つけてしまった気分です。

 

石崎ひゅーい

久しぶりに見ました、石崎ひゅーい。もう6年半ほど前になりますが、以前彼のライブを見たことがありました。
渋谷WWWで行われたデビューイベントでした。

そのときぶりだったのですが、何というか、良くも悪くも「丸くなった」印象です。

個人的には、荒削りなパフォーマンスが彼の持ち味であり強みであったと思っているのですが、
久しぶりに見る彼のパフォーマンスからは、それが影を潜めて、
「男の女々しさ」だけが残ってしまったような、そんな気がしてしまいました(ひゅーいファンの方ごめんなさい)。それが良いというのもあると思いますけどね。

でも、菅田将暉に楽曲提供した「さよならエレジー」を披露し、ラストは「夜間飛行」で盛り上がりましたよ。

ここで30分間の休憩が入りました。

 

平井大

初めて聴きました、平井大。
歌とギター、めちゃくちゃ上手かったです。
「和製Jason Mraz」といった印象を受けました。

 

田中和将(GRAPEVINE)

スーツ姿で登場してきましたよ。
Permanentsのライブには行ったことがなかったので、スーツ姿の田中氏は初めて見ましたが、
卒業式のシーズンと相まってか、
なんというか、
「子供の卒業式に出席するお父さん」みたいな印象を受けました(笑)
いやでもこんなカッコいいお父さんはなかなか居ないでしょうね。

「春っぽい歌を」
と、「風の歌」で始まりました。

ゆっくり足でリズムを取りながら、会場の空気を確かめるように。

そして、
「風つながりということで」
と、「風待ち」へ。

風待ちといえばどちらかというと夏を連想させるのですが、
儚さを漂わせ、しっとりと歌う田中氏を見ていると、
この時期に聴く風待ちも、それはそれで、どこか腑に落ちるところがあるものですね。

アコースティックギターから、エレキギターに持ち替え。

まさか、と思ったらやはりやっちゃうんですね。

「こぼれる」。

淡々と、しかし確実に染み込んでいく歌声。多重歌唱のメロディーラインは、ファルセットのキーで進んでいきます。徐々に会場は奇妙な空気に覆われていきました。

終盤からはループペダルを使って音を積み重ね、ハウリングも駆使してノイズも交じらせ、
轟音に轟音を重ね合わせる田中氏。

土俵の上で、よがりながら、身体をくねらせるようにギターをかき鳴らす姿は、まさに独り相撲の様相。

今までのアコースティックな会場をガラッと、異質な空間に変貌させました。

緊張感のある静謐な空間で、観客に拍手を与える間もなく、歌い出す田中氏。

エレキギターの弾き語りで紡ぐ、「光について」。

音数の少ないサビは、儚さをより一層引き立てます。

本来は西川さんが弾く間奏のエレキソロパートは、ディストーションを効かせて原曲とは異なる味わい深い演奏に。

白昼夢を見ているかのような強烈な余韻を残して、颯爽とステージを去っていきました。

それにしても、持ち時間の半分をエレキギターでパフォーマンスするあたり、流石、ひねくれ者です(笑)

 

奥田民生

登場時からすごい盛り上がりようでした。
この日一番の盛り上がりだったと思います。
こんなに奥田民生ファンの人たちが待っていたんだと驚くほどでした。

奥田民生はフェスで何度か見たことがありましたが、たぶん10年ぶりぐらいです。

「ユニコーンの新作発売の宣伝に来た」と、相変わらずのゆるーいMCに、お客さんの顔もほころびます。

しかしながらファンの方々には申し訳ないですが、ちょっと演奏は残念でしたね。

「ユニコーン時代の曲縛りでやる」と言ったはいいものの、
「あ、間違えちゃった」「忘れちゃった」と、演奏が覚束ないシーンが散見されました。

ファンの方々にとってはそんなシーンも美味しいのかもしれませんが。。。

個人的には、出来ないのなら、やらないで欲しかったですね。

MCはゆるくて全然良いですしむしろそれが魅力だと思いますが、演奏までゆるくて良いんでしょうかね。

他のアーティストは少なくともこの会場に合わせたパフォーマンスを準備してきているはずですし、そう思わせてくれるパフォーマンスばかりでしたが、彼はきっとそうではなかったのかもしれません。

気を悪くする方もいらっしゃるでしょうが、一リスナーとしての感想を素直に書かせていただきました。

 

ここで再び、30分間の休憩に入りました。

休憩時間の中、ステージでおもむろに演奏していたのは、THE CHARM PARK。

眼鏡のせいかもしれませんが、NulbarichのJQと被りますね(笑)
聴き心地の良い音楽を奏でてくれて、
ループペダルを使った多重演奏も魅せてくれました。

 

竹原ピストル

初めての生ライブ、楽しみにしていました、竹原ピストル。

何度もライブ映像は見ていましたが、分かってはいたつもりですが、

本物の迫力は凄まじかったですね。

「LIVE IN和歌山」で、無意識に涙が出てきました。

「Amazing Grace」で涙が。

「狼煙」で涙が。

 

涙が。出てくるんですね。

それは、その猛烈に轟く歌声とメッセージの力強さに心が共鳴するからなのですが、それだけじゃなくて。

これだけの感情を、これだけのテンションで、日本全国に届け続けるほどのエネルギー。
そこに、どれだけの魂を削り出してきているのだろう、と。
魂を削り出して注ぎ続けていないと、こんな歌は歌えないだろう、と思ってしまいました。

おそらく、その犠牲の払い方に、畏怖の念を感じ、涙を流さずには居られないんだろう、と思います。

そして、きっと、このパフォーマンスに合わせて予め仕込んでおいたのであろう、
いくつかのユーモアのあるMCも、ライブの良い「ダシ」となっていて、
彼の人間性が垣間見えて非常に魅力的でした。
(その出で立ちから、上手いラーメンを作る無骨な店主をイメージしています)

 

真心ブラサーズ

トリは真心ブラザーズ。
フェスなどで何度か見かけることはありますが、じっくりちゃんと見るのは初めてでした。

「気持ちよくなってきたから、サマーヌードやるよ!40年ぶりにね!」

「じゃあ、どかーんもやるよ!50年ぶりだよ!」

YO-KINGさんのノリの良いMCと、土っぽくて温かみのある伸びやかな歌声と、桜井さんの寄り添うようなギターとコーラス。

味わい深くも、心が解きほぐれるようなパフォーマンスでした◎

 

アンコールは全アーティスト登場!

アンコールは全アーティストが勢揃いで土俵に集結。
狭い土俵の上はミッチミチです(笑)

「楽屋で1回しか合わせていませんが、、、良いものが出来上がりました!プロっていいね!」
とYO-KINGさんのMCから始まったのは、「カントリーロード」のカバー。
それを歌詞を変えて、「田舎道」という曲として披露されました(笑)

各アーティストが順番に歌いながら、サビでは軽妙に代わる代わるメインとコーラスを使い分け、間奏パートは田中氏と奥田氏が向かい合って演奏したりと、豪華な競演シーンもあって見応えありましたよ◎

各アーティストのセットリストは、公式ホームページに写真と共に載っておりますので、そちらで楽しんでいただけます!

各アーティストのセットリスト

 

まとめ

初めて鑑賞したTOKYO GUITAR JAMBOREEでしたが、見どころ聴きどころのある楽しいイベントでした!

14時に始まり、終演は19時半と、約5時間半の長丁場のイベントでしたが、途中に30分間の休憩が2回挟まったので、その間にゆっくりトイレ休憩したり、会場の中をぶらぶらしたりすることで身体を少しリフレッシュ出来たのも良かったと思います。

個人的なハイライトを3つ選ぶとすると、

Anlyの「ボヘミアン・ラプソディ」と、ループペダルパフォーマンス。

田中和将氏の「こぼれる」で見せた轟音独り相撲。

竹原ピストルの咆哮に次ぐ咆哮。

ですね。

 

ギタージャンボリー、機会があればまた見に行きたいと思います!

最後までお読みくださり、ありがとうございました!