アーユルヴェーダと中医学による慢性疾患の改善アプローチ

アーユルヴェーダ

今回は、病気と長い間向き合ってきた妻の話です。

妻は、過去に線維筋痛症、間質性膀胱炎という病気と診断され、今まで病と向き合ってきました。

線維筋痛症、間質性膀胱炎それぞれの専門クリニックに通院し、様々な種類の薬を処方され、服用を続けていましたが、副作用の影響もあり、薬の効果も判断しづらく、身体が悲鳴を上げることも多くありました。傍で見守る身としては辛いものがありましたが、本人が最も辛く、非常に苦しんでいたと思います。

妻は西洋の薬を飲む以外に、何か他の方法は無いだろうか、と調べ、試すことを続ける中で、効果的な方法だと思えたのが、中医学とアーユルヴェーダのアプローチでした。

今回は、妻が中医学とアーユルヴェーダの考えを生活に取り入れて実践してみた中で、効果があると思えたことをまとめました。

身体の痛みやストレスで辛いと感じている方に、少しでも参考になれば幸いです。

 

はじめに ー 妻より

この記事は西洋医学を否定するものではありません。

検査を受けたり、外科的な治療や、異常な数値を下げるためのお薬や、辛い症状を楽にするためのお薬も大切だと思います。

ですが、
「西洋医学的には問題ないと判断されるのに、実際に不調を感じているとき」。その不調を楽にするために、または西洋医学と併用しながら取り入れる方法として、
私は「アーユルヴェーダ」をおすすめします。

現在病院に通院されていてお薬を飲まれている方は、自己判断で急な断薬はしないでください。

もし、アーユルヴェーダを試してみて体調がよくなってきてもしばらくは様子を見て、主治医の先生と相談しながらゆっくりと減薬することをおすすめします。

何か辛い症状があるけれどまだ病院に行っていないという方は、検査をして西洋医学的に問題が無いと分かってからアーユルヴェーダを試してみることをおすすめします。

私がアーユルヴェーダを取り入れようと思ったきっかけ

自分に合うお薬や、自分に合う病院の先生に出会えて、ヨガセラピーなどの軽い運動や生活用品も工夫して、だいぶ普通の生活を送れるようになっていたのですが、

激痛ではないものの痛みは常にあるし、症状がひどくなったときに薬を増やしても、効果よりも副作用の方が気になり、「これ以上その種類の薬は増やせない」という気がしていました。

また、間質性膀胱炎専門のクリニックで信頼できる先生に出会えたものの
精神的な症状にも悩まされるようになり、精神的な症状は先生には相談できないし、
遠方だったので通うのも大変で、先生もご高齢なので何十年もお世話にはなれないし、
もう少し他の方法でケアできるようになりたい」
と思っていました。

そこで、私が取り組んでみたのは以下のことです。

中医学の本を読んで生活に取り入れる

アーユルヴェーダの本を読んで生活に取り入れる

アーユルヴェーダドクターの診察を受けて生活に取り入れる

という流れで生活を変えていきました。

中医学を意識して取り入れたことは、アーユルヴェーダ的に見ても望ましいことで、両方に共通して良いこともありました。

それでは順を追って説明していきますね。

中医学の本を読んで始めたこと

はじめに、先ずは中医学の本を読んで、生活習慣を変えてみることにしました。
参考にしたのはこの本です。
「血流がすべて解決する」著:堀江昭佳

☆食事は決まった時間にとり、間食を控える

ちょこちょこ食べ物を口に入れていると胃腸が休まらず、冷えやだるさの原因になってしまうようです。

なるべく決まった時間に食事をとるようにして、間食は控えるようにしました。

中医学の本で、「夜断食で血流が良くなる」と知り、朝昼をしっかり食べて、当時は夜はほぼ食べない生活をしていました。

そうすると、体のだるさは楽になったのですが、空腹でイライラすることも多くありました。

特に朝は飢餓状態で起床するのでイライラしていました。

今思えば夜断食をやめればいいのに、「血流が良くなるから良いんだ」と思っていたからイライラは無視して続けたんです、私(笑)

その後、アーユルヴェーダに出会い、夜断食をやめてヴァータ(※)を減らすように生活をしたらイライラは落ち着きました。
(※)ヴァータとはアーユルヴェーダで定義されている身体の性質で、「風」の体質のことです。
詳しくは検索して調べてみてください。参考になるサイトがたくさん出てきます。

アーユルヴェーダでも食事は決まった時間に、お昼をメインに食べることをすすめています。

溜まった毒素(アーユルヴェーダでは「アーマ」といいます)を消化するために食事を抜くことをすすめることもありますが、私のようにヴァータを乱している痩せ形の人が断食を続けるのはヴァータを更に乱すことになり危険です。

断食はおすすめしませんが、昼中心で夜軽く、間食をやめることはやって良かったなと思います。

☆精製した砂糖を控える

甘いものが大好きで、特に生理前は甘いものが食べたくなっていました。

生理前にチョコレートやケーキなどを食べると、PMSが悪化して、生理痛も重くなるような気がしていました。

甘いものをやめればいいのですが、なかなかやめられず、やめようとすると余計イライラして食べたくなる。。。

そんなときのおすすめはかぼちゃサラダ、蒸したさつまいも、リンゴ煮、発酵あんこ、レーズンココアムース、などの砂糖不使用の自然な甘みの食べ物です。

外出先では持ち運びがしやすいレーズンやデーツ、アーモンドやカシューナッツ、黒糖がおすすめです。

ナッツは消化が重いので食べ過ぎないように5粒程度に気をつけています。)

甘栗や干し芋なども自然な甘みがあるのでおすすめです。

生理前の一週間だけは精製した砂糖のお菓子を控えて甘いものを食べたくなったらかぼちゃのサラダなどを食べるようにしたら、生理前の胸の痛み、頭痛、お腹の張りや痛み、肌荒れ、イライラや落ち込みが減り、「あ…そういえば生理きたな」とあっさり生理を迎えられるようになりました。

今も精製した砂糖のお菓子を食べたいと感じるときは食べることもありますが、ショートニングやマーガリンなどを使用していないお菓子をなるべく選ぶようにしたり、消化しにくくなる夜遅い時間は控えたり、生理前一週間はなるべく口にしないようにしています。

甘いものを控えることはやって良かったなと思います。

☆骨付き肉または魚のスープを飲む

鳥の手羽元のスープは特に効果を感じて、これをよく食べていた冬はそれまでになく冷えが楽でした。

これをずっと続けようと決めた私は、夏の時期も飲んでいたのですが、その夏は頭に熱がこもり、スープをやめると頭の熱が楽になるという経験もしました(笑)

いいと信じると体の声を無視してとことんやってしまう残念な私です。。。

それぐらい体を温める効果を感じました。

アーユルヴェーダでも増加したヴァータの鎮静におすすめの食事は骨付き肉や魚のあらのスープを飲むことで、のちにアーユルヴェーダドクターからも骨付き肉または魚のスープを飲むことを薦められました。

(夏はやめようね、とやさしく諭されました。。。)

鯛のアラが安いときに買っておいて、鍋に入れたり、アラスープを作ったりしています。

アーユルヴェーダの本を読んで生活に取り入れたこと

参考にしたのはこの本です。初心者の方におすすめの本だと思います。

「黄金のアーユルヴェーダ・セルフマッサージ 1日10分 伝統のデトックス法で奇跡の美肌」著:蓮村誠、臼井幸治

☆オイルマッサージをして温める

痛みはヴァータが増加したときに起こる症状です。

ヴァータの鎮静は暖めたりオイルを塗ることが有効です。

アビヤンガを受けるとオイルまみれになりますが、家でやる場合はそんなにオイルまみれにしなくても大丈夫です。

頭から足の裏まで全身を大さじ2杯程度のオイルを体にさするように塗り、油で汚れても問題ない服や靴下を着用して冷えないようにして10分程度休み、その後お風呂で暖まるか暖かいシャワーを浴びます。

体を洗う場合はオイルを必要以上に落とさないために石鹸はなるべく使わずに洗います。

私は専業主婦なので時間があるときは午前中お昼ご飯を作り終わってからオイルマッサージをして、お風呂に入ってから昼食を食べたりします。

セルフオイルマッサージをしてお風呂からあがるともう昼食は出来ているので旅館気分を味わえます(笑)

昼食前にいったんリラックスできるようになって、痛みもだいぶ楽になりました。

昼に時間がないときは夜お風呂に入る前にマッサージをやります。

オイルは太白ごま油を使用しています。

☆白湯を飲む。こまめに多めに飲む

胃腸を温めることで、血行が良くなり、消化力をアップさせる効果があります。

冷たい飲み物は胃腸を弱めることになりますので、あまり飲まなくなりました。

私は朝起きたらまず最初にやかんに水を入れて、火をかけます。
沸騰したら弱火にして、10分間そのまま沸騰させます。
10分間沸騰させることで、舌触りがまろやかになります。
この10分間で、味が全然変わります。

朝一で、この白湯をコップ一杯、ゆっくり飲みます。
胃腸が温まり、この後の朝食の消化に向けた準備を始めてくれます。

また、アーユルヴェーダドクターのアドバイスで、日中は意識してなるべく多めに飲むようにして、夜は控えめに飲むようにしました。

食事中に白湯を多く飲むと、胃の消化液が薄まって、消化の妨げになるので、食事中はコップ半程度に抑えることもポイントです。

以上になります。

中医学、アーユルヴェーダの本をもとに実践してみたことを紹介させていただきました。
少しでも参考になるところがありましたら幸いです。

次回は、アーユルヴェーダドクターの診察を受けて取り入れた生活習慣についてご紹介できればと思っております。

最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。